
韓国の文化センターで講師として働く40代の未婚女性が、受講者の男からの度重なるハラスメントを受け、職を失う危機に立たされている。このほどJTBCの番組「事件班長」が取り上げた。
講座の初日、70代前半と思われる男が黄色いスーツに中折れ帽という格好で現れた。授業が始まるや否や「結婚してるの? 恋人は?」などと個人的な質問を浴びせた。
ある日、女性がセンターへ歩いていたところクラクションが聞こえた。その男が「先生、乗ってください。送りますよ」と話しかけてきたのだ。丁重に断ったが、男はセンター入り口で待ち構えており、飲み物を差し出して「先生、私も寂しい人間なんです」と語った。
ある日の授業後、男が「寝る前に読んでほしい」と言って詩集を手渡した。自宅で開いて絶句した。自分の写真が挟まれていたのだ。他の受講者と笑顔で話しているところなどを盗撮したものだった。
裏には「お嬢さん、君はまだ知らない 男とは歳月を乗り越えてこそ深くなるもの」「君の声は僕だけが聞きたい歌声」といった詩がつづられていた。
限界を感じた女性はセンターに報告。注意された男は「誤解があったようです」と頭を下げたが、その後も「謝罪したいから車に乗ってくれ」と誘うなどしてくる。
女性は男の受講を停止してほしいと要請した。ところが、センター側は「明確に犯罪とまでは言い難い」として対応を渋っている。女性は退職も視野に入れ始めた。
番組のパク・ジフン弁護士は「一歩進めば犯罪となる可能性がある。センター側が仲介の役割を果たすべきだ」と述べた。
ヤン・ジヨル弁護士は「盗撮は肖像権の侵害にあたるし、性的嫌がらせにも該当しうる。センター側も管理の一環として強く対応してもよいだろう」とコメントした。
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