2025 年 7月 22日 (火)
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数学の試験が“丸写し”?参考書盗用で高校生が再試験に…韓国で波紋

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韓国・光州の公立高校で、1年生の1学期期末試験の数学の出題内容が市販の参考書をそのまま写したものだったことが判明し、当該問題について再試験が実施されることになった。

7月2日に実施された光州のある高校の1年生向け「共通数学Ⅰ」の筆記試験で、全22問(選択式18問・短答式4問)のうち、12問(選択式10問・短答式2問)が市販されている特定の参考書と完全に一致していた。

問題の発覚は、試験後に生徒たちがスマートフォンの「試験問題アプリ」を通じて参考書の出典と一致していることに気づき、9日に学生と保護者が光州市教育庁に民願(陳情)を提出したことで明らかになった。

当該の試験では、1年生の担任である50代教員が14問を担当しており、残りは別の数学教員2人が出題や検討を担っていた。しかし、そのいずれも参考書からの盗用を見抜くことはできなかった。

学校側は今回問題となった12問(選択式10問・短答式2問)について、17日に35分間の再試験を実施する措置を取った。

教育当局である光州市教育庁は、今回の事案を受けて、教員の出題倫理に関する研修を8月中旬に実施する。出題の際の共同作成・検証体制を一層強化する方針を示した。

市教育庁の関係者は「教員個人への責任追及も重要だが、まずは今回再試験を受けることになった生徒たちへの不利益に迅速に対応することが優先だ。成績処理が正常に完了した後に、出題経緯などの問題点を精査する」としている。

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