韓国の地上波3局と総合編成チャンネルは、多彩なコンテンツを駆使して大統領選の開票状況を伝える。華やかなグラフィックや政治専門家により、深みのある分析も提供する計画だ。
◇KBS
KBS第1テレビは9日午後5時から「第20代大統領選挙開票放送」を放送する。キャスターのパク・テソ氏とイ・スンヒョン氏が担当する。
韓国を代表する選挙トークショーとしての地位を確立した「政治をしましょう」で鋭い舌戦を繰り広げたユ・シミン(柳時敏)元盧武鉉財団理事長とチョン・ウォンチェク(全元策)弁護士、政治コンサルタントのパク・ソンミン氏、韓国リサーチのチョン・ハンウル専門委員が開票放送でも一堂に会する。
拡張現実(AR)と仮想現実(VR)を融合させた最先端放送技術XRによる大統領府を背景に、データショーが繰り広げられる。
◇MBC
MBCは当日午後4時から「選択2022 第20代大統領選挙開票放送」を放送する。「選択2022」のアンカーはチョ・ヒョンヨン記者とイ・ジェウンアナウンサーが務める。
MBCは今回の大統領選挙開票放送のために、社内スタジオを超大型LED舞台にした。「ニュースデスク」の記者たちによる「タッチM」は、リアルタイムの情報提供とともに、直感的なデータを表現する役割を果たす。
「100分討論」の進行役を務めるチョン・ジュンヒ漢陽大兼任教授は、与野党の政治家、世論調査専門家とともに大統領選挙状況を分析する。MBCラジオでは、ホ・イルフアナウンサーと保守・進歩を総括する若いパネリストたちが視聴者の疑問を解消する。
◇SBS
SBSは午後5時から「2022 国民の選択」を放送する。選挙放送ごとに話題を集めたSBSならではの、華やかで斬新なグラフィック、正確な当選確率の予測を誇るAIシステム、リアルタイムで支持率を読み取る素早いタッチスクリーンを披露する。
今回の大統領選で新しく披露される番組はジュ・ヨンジンアンカーが進行する「大統領選挙ラウンジ」で、代表的な政治論客の東洋大チン・ジュングォン元教授、パク・ヨンソン元中小ベンチャー企業相、イ・ヘフン元議員、パク・ジュミン共に民主党選対委放送討論コンテンツ団長、キム・ウンヘ国民の力選対本部公報団長が出演する。
◇JTBC
JTBCは午後6時から開票放送「われわれの選択―ビジョン・アゲイン」を放送する。午後7時30分には、候補別の予想得票率と当選者が誰になるかを予測した出口調査の結果を公開する。
また、XRコンテンツを通じて歴代大統領をJTBCの舞台に蘇らせる。彼らが数時間後に誕生する新大統領に向け、歴史的ビジョンを説明し、意見を述べる時間を持つ。
◇MBN
MBNは午後6時から、キム・ジュハ氏が司会進行する選挙特番を放送する。MBN開票放送には、AIで具現したディープヒューマン技術を通じて、与野党の大統領選候補であるイ・ジェミョン(李在明)氏とユン・ソンヨル(尹錫悦)氏の顔をディープヒューマン技術で合成し、視聴者の共感を得る多様なコンテンツを披露する予定。
このほかにも、当選者予測から新大統領に望む国民の希望を伝えるなど、多彩な見どころと面白いコンテンツを展開する。
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KBS、MBC、SBSの地上波3社は今回の大統領選挙でも共同出口調査を実施する。その結果は、新型コロナ感染者や自己隔離者の投票が終わる午後7時30分に発表される。JTBCも独自調査した出口調査の結果を同時刻に公表する。
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