2025 年 1月 24日 (金)
ホーム政治拘置所収容なのに「髪型バッチリ」尹大統領、実は出張ヘアスタイリング…韓国法務省「国の品格」考慮

拘置所収容なのに「髪型バッチリ」尹大統領、実は出張ヘアスタイリング…韓国法務省「国の品格」考慮

23日、弾劾審判第4回弁論期日に出席し、弁護団と対話する韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領=写真共同取材団(c)news1

韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領が憲法裁判所の弾劾審判に出席する際、出張ヘアスタイリングを受けていたことが明らかになり、特別待遇の是非を巡る論争が浮上している。

野党「祖国革新党」のパク・ウンジョン議員は23日、自身のSNSで「ユン大統領が弾劾審判出席前に特別ヘアスタイリングを受けていた」と主張し、法務省がこれを認めたと明らかにした。パク議員によると、ユン大統領側が法務省にヘアスタイリングを事前に口頭で要請し、法務省がこれを承認したという。パク議員は「一般の収容者が同様の待遇を受けることはあり得ない」と批判した。

パク議員は「ユン大統領に特別待遇が繰り返されている」と主張し、ユン大統領の服装や行動に対しても不平等さを指摘している。そのうえで、今回のヘアスタイリングが誰の指示だったのか、背後に大統領警護処の関与があるのではないか、などと疑問を呈した。

これに対し、法務省は「現職大統領が大衆の目に触れる場面において、国の品格を考慮した結果」として、特例的に許可したと説明した。憲法裁判所も、ユン大統領が弁論開始50分前に到着し、警護処が管理する裁判所内の待機スペースで準備したと認めた。

ユン大統領は弾劾審判第4回弁論期日に出席し、通常の公務時と同様にダークスーツと赤いネクタイを着用して臨んだ。弾劾審判において大統領の外見や特別待遇が注目される中、パク議員は「憲法第11条に基づき、すべての国民は法の前に平等であるべきだ」と強調している。

(c)news1

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