2025 年 12月 14日 (日)
ホーム社会成功した妻 vs 借金夫、別居中の財産は誰のもの…韓国・離婚前の財産分与で紛糾

成功した妻 vs 借金夫、別居中の財産は誰のもの…韓国・離婚前の財産分与で紛糾

(c)news1

事業に失敗して借金を抱えた夫と長年別居していた韓国の女性が、12月3日に放送されたYTNのラジオ番組「チョ・インソプ弁護士の相談所」で、離婚を前にした財産分与について質問した。

女性は結婚して20年になるが、5年ほど前から夫は仕事の状況が悪化し、借金を重ねた。別居を始めたが、夫は子どもの養育費をほとんど支払わず、女性から借りた1億ウォン(約1060万円)も返済しなかった。

女性はその後、自身のインターネットショップ事業を成功させ、子どもと暮らしていた。

ところが離婚を切り出すと、夫は「別居中に築いた財産も分けるべきだ」と主張。一方で、自身の所有していた建物の一部を母親に贈与していたことが分かった。

現在の共同財産は、子どもと住むマンションの共有持ち分のみという。

女性は「私が一人で築いた財産を借金まみれの夫に渡すのか」と憤り、貸付金の請求や母親に建物を一部贈与したことの有効性について相談した。

キム・ミル弁護士は「別居中でも婚姻関係の完全な断絶とは見なされなければ財産分与の対象になる可能性があるが、女性の能力と資金で築かれた財産と立証されれば寄与度が高く評価される」と述べた。

また、夫の不動産贈与については「妻の同意がなければ財産隠しと見なされ、分与対象に含まれる可能性がある」と指摘。貸付金についても民事訴訟での返還請求が可能と説明した。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular