韓国教育開発院が3月27日に発表した「2022年1次学校暴力実態調査分析報告書」で、学校暴力の被害を受けた5万3812人のうち2万3968人(44.5%)が2種類以上の暴力被害に遭っていたことがわかった。被害を受けた子どものほぼ2人に1人がさまざまな暴力を同時に経験したことになる。
調査は昨年、全羅北道(チョルラプクド)を除く16市・道教育庁の小学校4年生から高校3年生を対象に実施。それによると、2種類の暴力を受けた子どもが25.9%で最も多く、3種類は11.9%だった。言葉の暴力と身体への暴力、恐喝、性暴行など8種類の学校暴力被害をすべて受けたという回答も0.4%あった。
重複被害は新型コロナウイルスの流行期間に減ったが、感染が緩和されて、再び増加する傾向がみられた。具体的には、重複タイプの被害比率はコロナ前の2018年には60.0%だったが、感染拡大していた2020年には37.6%に減り、2022年には44.5%に再び増えた。
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