
韓国・忠州市(チュンジュシ)の部長が、自身の息子の結婚式に部下を動員し、祝儀の受け付けを担当させていたことが分かった。
今月19日にあった結婚式で、部長が所属する部署の部下2人が、結婚式場の入り口で新郎側の受け付けを担った。2人は部長の息子とは親交がなく、私的行事に動員されていた。
これについて、部下が自発的に参加したのか、それとも職務上の力関係による「暗黙の強要」だったのか、真相解明を求める声が上がっている。
現行の「公務員行動綱領」は、公務員が自らの職権や地位を利用して、職務に関係する者から私的な労務提供を受けることを禁止している。
忠州市公務員労働組合のパク・ジョンシク委員長は「昨年も似たような事例があった。事実関係を明確にし、行動綱領に違反していると判断されれば組合としても対応を検討する」と述べた。
一方、問題の部長は「部下に結婚式への出席を強制したことはない」と釈明し、「今回のように物議を醸すことがないよう今後は注意したい」と話している。
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