韓国で少年犯罪が増加している。韓国刑事法務政策研究院が発刊した四半期別犯罪動向レポートによると、2022年第4四半期(10~12月)で満14歳以上満18歳以下の少年犯罪者数は1万6401人で、2021年第4四半期に比べて12.8%増加した。
少年犯罪者が占める割合は前年同期に比べて2021年と2022年の第4四半期にそれぞれ0.4ポイント、0.5ポイント増加した。犯罪類型別の少年犯罪者数は財産犯罪、暴力犯罪、交通犯罪、凶悪犯罪の順に多かった。
注目すべき点は、凶悪犯罪の件数と割合ともに増えたことだ。2022年第4四半期に発生した凶悪犯罪の少年犯罪者数は1341人で、2021年第4四半期比27.5%増加した。また、犯罪全体のうち少年犯罪者が占める割合は、凶悪犯罪、財産犯罪、暴力犯罪、交通犯罪の順で高かった。
少年犯罪が増えた半面、総犯罪数は2021年に比べて減少した。2022年第4四半期に発生した犯罪総件数は41万4708件で、2021年第4四半期(41万7238件)に比べて0.6%減少した。2021年第4四半期には2020年第4四半期(43万4730件)比4.0%減少した。
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