2025 年 12月 5日 (金)
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性暴力厳罰化と表現見直しなど10法改正…韓国で可決

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韓国国会は12月2日、性暴力防止や女性支援に関する10件の改正法案を可決した。13歳以上19歳未満の児童・青少年に対する親族による性暴力犯罪は、公訴時効を廃止し、時効なしで処罰が可能となる。親族間での性犯罪は、被害が隠されやすく加害者の処罰が困難だったため、これを是正する狙いがある。

児童・青少年を性搾取物の制作者に紹介した者について、「知りながら」という要件を削除し、処罰の実効性も高めた。また、女性に関する用語「経歴断絶女性」は「経歴保有女性」に変更され、差別的な認識の是正が図られる。経歴保有女性への差別禁止や表彰制度の整備も盛り込まれた。

未成年性被害者の保護施設入所期間は25歳まで延長され、自立支援金の支給が追加される。被害学生の治療・相談期間を出席扱いとする規定も設けられた。さらに、性平等家族相が報道での二次被害防止に向けて報道基準を策定し、マスコミに協力を求められるようになる。

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