韓国の中道野党「国民の党」の大統領候補、アン・チョルス(安哲秀)代表は、次期大統領の主要課題に「今後20年の未来の産業アイテムを見いだすこと」を挙げた。
アン氏は昨年12月31日午後、ソウル・汝矣島(ヨイド)の党本部でnews1のインタビューに応じ、「これからの20年の責任を担う未来の『産業アイテム』を発掘することは科学技術のみで可能だ。過去だけを見る人は、情報技術(IT)や医学、バイオテックなどを知らないため、未来を見ることができない」と述べた。
アン氏は「既得権のある両党に属さない候補が当選する確率がいつにも増して高い選挙がまさに今回だ」として自信をのぞかせた。
また与党「共に民主党」と保守系野党「国民の力」の両党と、イ・ジェミョン(李在明)氏とユン・ソンヨル(尹錫悦)の両候補について「国民の信頼が完全に落ちた」と指摘したうえ「前々回、前回の大統領選より私の当選確率は、はるかに高くなった」と強調した。
イ氏について「全く道徳的でない。父と兄、今度は息子とも関係を絶った。大将洞(テジャンドン)疑惑は1兆ウォン程度を特定の民間企業に集中的に与えたというのが本質で、イ候補が知らなかったとしたら檀君以来最大の無能な行政官であり、知っていたとしたら大統領選ではなく監獄に行かなければならない事案だ」と皮肉った。
またユン氏に対しても「告発をけしかけたり、義母や妻の問題が続出するなど、道徳的な側面から自由ではない。能力面でも、いままで検察という整った組職で税金を使うだけの人間だった。このため“未来のビジョンを提示して新しいものを作り出さなくてはならない”という国政運営の面で、国民の疑念が大きい」と指摘した。
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