韓国忠清南道保寧市(チュンチョンナムド・ポリョンシ)の駐車場で「ドアパンチ」の被害を受けた新車の所有者が、不誠実な相手の態度に怒りを募らせている。
ドアパンチとは、車のドアを開閉する際、他の車にぶつけて傷つけてしまうことを指す。1年以上待って念願のミニバンを手に入れた男性会社員は先月28日にその被害に遭った。ドライブレコーダーには、隣に止めた乗用車から降りた女性が助手席のドアを男性の車にぶつける様子が映っていた。
男性は1時間以上待ち、戻って来た女性に被害を伝えたが、女性は否定。映像を見せると渋々認めたものの「生きていればそんなこともある」と開き直ったという。
男性は「謝罪の意も示さず、1時間以上も無駄にした」と怒りを訴え、修理代だけでなく、精神的苦痛に対する賠償も求める意向だ。
ただ、交通事故専門のハン・ムンチョル弁護士は「ドアパンチは物損事故に該当し、慰謝料の請求は認められない」と説明している。被害が軽微な場合は中古車価格の下落補償も認められないため、示談を進めるのが現実的との見解を示した。
ネットユーザーからは「責任を取るべきだ」「ドアを開ける際は気をつけてほしい」「音がするほどぶつけたなら自覚しているはず」といった意見が寄せられている。
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