韓国・釜山市(プサン)の市内バスで意識を失って倒れた20代の乗客を心肺蘇生法で助けたバス運転手に12日、パク・ヒョンジュン市長から感謝プレートが贈られた。
受け取ったのはバス運転歴30年のベテラン運転手、クァク・ドンシンさん。
昨年12月26日午後5時40分ごろ、「人が倒れた」という乗客の叫び声を聞いたクァクさんは、バスを道路の端に止めて他の乗客に119通報を頼み、倒れた乗客に心肺蘇生法を施した。乗客は2分後、意識を取り戻し、消防隊員によって病院に運ばれた。
クァクさんは「当然すべきことをしただけです。以前から教育を受けていた心肺蘇生法を活用して大切な生命を救うことができて非常にうれしい」と話した。
パク市長はクァクさんに感謝を述べ、「誰にでも起こりうるので、市民の皆さんも心肺蘇生法など応急措置に関心を持ってほしい」と話した。
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