韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領の弾劾訴追案再採決を控える中、集会参加者のための軽食提供に続き、女性市民向けの物品が登場し、注目を集めている。
SNSには12日、「国会議事堂駅の女性用トイレに常備薬や飲料水、チョコバーを設置しました。必要な方はご自由にお使いください」という投稿と共に写真が公開された。
写真には、地下鉄駅のトイレ内に設置されたプラスチックケースに頭痛薬、下痢止め、生理痛薬などの一般医薬品や飲料水のボトル、チョコバーなどの軽食が入っている様子が写されている。ケースの上には「必要な方はご自由にお使いください」という案内と、薬服用時の注意事項が記載されていた。
ただ現行の薬事法では、薬局など許可された場所以外での医薬品販売や取引は違法とされている。そのため、この薬品はすべて回収され、生理用品に置き換えられた。
またSNSでは「集会には参加できないが、参加者に食事や飲み物を提供したい」という声が続出しており、近隣の飲食店やカフェで事前に支払いを済ませたという報告も増えている。11日には在米韓国人らが募金を通じて、14日午後2~8時、ソウル・汝矣島の国会近くに、おでんトラック4台を配置する計画を発表して話題となった。
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