2025 年 1月 13日 (月)
ホーム社会廃業直前まで会員募集…韓国の有名ジムの“食い逃げ”に会員が憤慨

廃業直前まで会員募集…韓国の有名ジムの“食い逃げ”に会員が憤慨

京畿道富川市にあるジムは電気が消えたまま閉まっていた(c)news1

韓国で28の店舗がある有名なジムが突然廃業し、従業員・会員・出入りの業者等の被害が続出している。8日からこのブランドの一部ジムは経営難を理由に会員に「ジムはすべて分離され、ブランドはなくなり売却された。払い戻しは難しい」という携帯メールを送信した。

京畿道(キョンギド)富川市(プチョンシ)にある有名ブランドジムの前。12日午前、会員のキムさん(53)は「先週登録したんだけど……。廃業寸前まで新たな会員を募集していたというのは許せない」とため息をつきながら話した。

このジムは電気が消えたままドアが固く閉ざされていた。門の前には「無断で侵入して中のものを外に搬出した場合、告訴する」という警告文と、先月25日まで「漏水や漏電で工事をする」という案内文が貼られていた。

キムさんは「私が体験したジム代表の夜逃げは、今回で3回目だ。ただ、このような大規模な詐欺劇は初めて。大型フランチャイズなので疑わず1年分の会費を払ったのに腹が立つ」と訴えた。

この日、ジムの前には突然のニュースに被害を受けた会員たちが駆けつけた。会員のイ・ソヨンさん(30代)は「譲り受けた会員権なので、携帯メールによる案内さえもらえなかった。ジムの中に私の荷物があるのに、持ち出すこともできない」と憤慨した。

被害は従業員にも及び、賃金を数カ月間受け取っていないという。ある店舗のマネージャーは「店舗従業員の給料滞納額だけで8000万ウォン(約880万円)を超え、平均で1000万ウォン(約110万円)以上の給料を受け取っていない」と話した。

このマネージャーによると、従業員らが先月31日、ジムの代表に会った。その際、代表は「売却を考えており、買収者を探してまもなく正常化するので心配するな」と話したという。マネージャーは「9日を最後に代表との連絡が途絶えた。引き続き、連絡を試みている」という。

今回の事態で、被害者は全国に数千人に達するものと推定される。オンライングループトークには12日午後2時現在、1200人を超える被害者が集まった。

(c)news1

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