2025 年 6月 10日 (火)
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座礁した北朝鮮の新型駆逐艦、羅津港ドライドックに係留

北朝鮮・羅津港のドライドックに係留された新型駆逐艦=ジェイク・エプスタイン氏「X」(c)news1

北朝鮮で5月21日、清津造船所で進水中に座礁した北朝鮮の5000トン級新型駆逐艦が、清津の北約70kmに位置する羅津港のドライドックに係留されていることが9日、衛星写真によって確認された。

米軍事専門記者のジェイク・エプスタイン(Jake Epstein)氏は自身のSNS「X」に、商業衛星会社マクサー(MAXAR)が撮影した羅津港周辺の衛星画像を投稿。そこには、進水中に傾倒し損傷したとされる駆逐艦が羅津港に移送され、ドライドックに係留された様子が写っていた。

衛星写真からは艦体外部の明確な損傷までは確認されていないものの、内部の機関や施設に損傷がある可能性は依然残っている。特に艦の運用システムや発電機関などに深刻な損傷があった場合、復旧には相当な時間がかかるとみられる。

朝鮮労働党機関紙・労働新聞は6日、羅津港で細部修復作業が進められており、作業期間は7〜10日程度と報じた。キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記は事故直後、「6月下旬に開催予定の労働党中央委員会総会までに修復を完了せよ」と指示していた。

(c)news1

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