イタリアのミラノで開かれたファッションブランド「ドルチェ&ガッバーナ」のイベントで、韓国のボーイズグループATEEZ(エイティーズ)のサン(本名チェ・サン)が人種差別を受けたという主張がネットユーザーの間で出ている。
サンは今月2日(現地時間)、現地で開催された同ブランドのショーに参加した。サンはバロック様式の彫刻をモチーフにした上着とワイドフレアパンツなどを着用し、注目を集めた。
ATEEZのファンらがイベントの写真をオンラインで共有する中で、サンの席にだけ座布団がなかったことから「人種差別ではないか」という疑惑が持ち上がった。写真によると、座布団がないだけでなく、サンが他の出演者の間で窮屈そうに座っていることから騒ぎは一層大きくなった。
ドルチェ&ガッバーナは過去にも東洋人への人種差別を指摘されたことがある。2016年、モデルがパスタを食べているグラビアを公開した中で、アジア系モデルだけがパスタを手で食べる演出をしたからだ。
こうした騒ぎは他でも起きている。女優のユナが5月、カンヌ国際映画祭のレッドカーペットに登場した際、ファンに手を振ろうとするユナを女性警護員が必要以上に強く制止したとして騒ぎになった。この警護員は有色人種の参加者にだけ同じような行動を見せたという。
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