
幼稚園児が遠足に来ている公園で、リードをつけずに犬を放していた飼い主が、市民から注意されて暴言を浴びせる騒動が韓国で起きた。
今月、オンラインコミュニティに「幼稚園児のそばで犬を放して暴言を吐いた“強気な男”」というタイトルの投稿が掲載された。
投稿者によると、事件は先月25日、ソウル・汝矣島(ヨイド)近くの公園で起きた。男がリードをつけずに約10キロのプードルを連れて散歩。その周囲では20~30人の幼稚園児が野外授業を受けていた。
ソウル市の「ペットパトロール隊」の経験もある投稿者が「子どもも多いですし、リードをつけてください」と丁寧にお願いすると、この男は「お前何様だ? 失せろ、消えろ」と怒鳴った。「リードをつければいいじゃないか。子どもをかんだらどうするんだ」と言い返すと、相手は顔を近付けて威嚇したという。
この投稿にネットユーザーたちは「犬のほうが飼い主より常識ありそう」「かわいそうなのは犬だ。飼い主を選べないから」などと怒りの声を寄せた。
韓国の動物保護法は、公共の場では犬にリードをつけることを義務付けており、違反すると回数によって20万~50万ウォン(約2万~5万円)の過料が科される可能性がある。犬の種類によってはさらに厳しい処分が加わる。
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