幼い娘2人を連れた夫婦が京畿道(キョンギド)のサムギョプサル屋で食い逃げする映像が韓国JTBC「事件班長」で公開された。
食い逃げがあったのは21日夕方のこと。子どもたちと夫婦は肉や酒など6万6000ウォン(約7700円)分を平らげた。
防犯カメラ映像を見ると、父親は食事後、子どもたちを連れてレジの前で携帯電話をいじくり回しながら母親に目配せした。母親はキッチンの店員たちをちらっと見て席に向かい、父親は子どもたちを連れて静かに外に出た。
しばらくして荷物を持った母親が他の客が支払いをするすきを突いて店外へ出て、そのまま一家そろって消えた。
店員は「夫婦は『初めて来た』『おいしかった』と喜んでいた。だが、テーブルに行くと荷物が消えていた」と打ち明けた。
経営者は無銭飲食で警察に通報した。「開業して1年、食い逃げされたのは初めてだ。私も親だが、子連れで食い逃げとは驚いた」と嘆いた。
出演した弁護士は「どんな事情があるのか知らないが、6万6000ウォンをケチったことで子どもたちが道を誤り、後で数倍、数十倍の涙を流すかもしれない」と忠告した。
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