
韓国全羅北道全州市の市街地で野犬の群れが相次いで出没し、市民の不安が広がっている。
取材を総合すると、2月3日以降、全州市徳津区松川洞一帯で野犬5~6匹が群れを成して歩き回り、人に襲いかかる様子を収めた映像が、保護者向けコミュニティやSNSで急速に拡散した。
映像には、野犬の群れが50代女性の後を追い、威嚇する場面が映っている。場所は松川洞のあるマンション群とみられる。突然現れた野犬に驚いた女性は悲鳴を上げ、かばんを振り回して応じたが、威嚇はしばらく続いたという。
「団地内を野犬が群れで歩き、通行人に向かって走ってくる」との書き込みも投稿された。投稿者は「人に襲いかかるとは思わなかったが、考え違いだった」と記した。
市民からは「子どもがいるので心配だ」「とても怖い。大丈夫なのか」「どこのマンションか」など、不安の声が相次いでいる。
全州市によると、2021年から最近6年間で市内で捕獲した野犬は計154匹に上る。年別では2021年34匹、2022年40匹、2023年41匹、2024年28匹、2025年11匹で、毎年発生が続いている。
ただ、対策は容易ではない。市の動物政策課関係者は「苦情を受け、捕獲班とともに群れを追跡している」と説明。一方で「出没場所が一定せず、動物保護法に抵触しない形で捕獲を進める必要があるため時間がかかる。捕獲次第、動物保護施設に移送する」と述べた。
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