2024 年 10月 6日 (日)
ホーム社会崩壊した韓国のマンション、使っていたのは「穴だらけの未認証循環骨材」

崩壊した韓国のマンション、使っていたのは「穴だらけの未認証循環骨材」

不良コンクリート材料(写真=ホ・ジョンシク議員提供)(c)NEWSIS

今年4月に地下駐車場が崩壊した韓国土地住宅公社(LH)の仁川黔丹(インチョンコムダン)マンションが、未認証の循環骨材を生コン原材料として使用していたことが明らかになった。これが原因でコンクリートの強度が低下したとみられ、17の住居棟のうち3棟が再建築マンションの安全性評価で「D等級」を受けていた。

循環骨材は廃コンクリートを破砕・加工し、その中に含まれている骨材を抽出、再び建設用骨材としてリサイクルするもので、主に道路工事の路盤材として使われる。

LHの報告書によると、コンクリート圧縮強度を評価するためマンション表面素材のサンプルを分析した結果、生コン原材料として循環骨材や一部風化岩が使われていた。

レミコン原材料として使われた太い骨材には粒子形状が良くない、発破作業によってできた発破石が多数使われ、コンクリート内に直径20ミリ以上の穴やすき間が肉眼で確認できる部位もあった。

循環骨材が集中的に使われたのは1ブロック住居棟と推定され、構造安定性評価で1ブロックの7住居棟のうち3棟がD等級判定を受けた。これは再建築が必要なほどの状態だったことを示している。

建設廃棄物のリサイクル促進に関する法律は循環骨材の用途を規定しており、LH黔丹アパートの未認証循環骨材使用は法律違反の可能性がある。

(c)NEWSIS

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