2025 年 7月 15日 (火)
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山や海より市場…韓国・若者世代が熱中、国内旅行1位は「伝統市場」

釜山・釜田市場(c)news1

韓国では今、山や海ではなく、「伝統市場」が国内旅行者の最も人気の目的地となっている。

調査機関コンシューマーインサイトが実施した「旅行者・地元民による国内旅行地の評価と推薦調査」によると、全国で最も推薦された旅行資源は「伝統市場」で、39.1%の推薦率を記録して1位となった。2019年には2位だったが、コロナ禍を経て順位が上昇した。

229の基礎自治体のうち、釜山市中区では推薦率が75%と特に高く、国際市場やチャガルチ市場など、大型市場が集まる同区は「見る」「食べる」「買う」が一度に体験できる複合型観光地として地元住民と旅行者の支持を集めた。

2位は「地域祭り」(32.4%)で、全羅南道の咸平郡が代表地域として70%の推薦を得た。咸平蝶々祭りなど大規模な地域イベントが回復し、2019年の4位から2ランク上昇した。3位は「山・渓谷」(32.0%)で、慶尚北道の青松郡が83%の推薦を得た。

4位は「有名飲食店(食事類)」(27.2%)、5位は「伝統・特産料理」(26.3%)で、食を楽しむ「食道楽」旅行の人気が依然として高いことを示している。

地域別に見ると、慶尚北道の青松郡が「山・渓谷」「農産物」「登山」で3部門、安東市と釜山市中区が2部門で1位を獲得。大邱市中区(食事)、慶州(文化遺産)を含めると、慶尚圏が全体で9部門を制し、特に強さを見せた。これに対し、全羅南道では3地域、全北では1地域がランクインするにとどまった。

また、全国の「中区(旧市街)」が4都市(ソウル、釜山、大邱、大田)でランクインしており、古い市場や老舗が多い地域がMZ世代(1980年代~2000年代初旬の生まれ)のレトロ志向に合致している点も注目された。

(c)news1

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