
韓国の大手ヘルス&ビューティーストア「CJオリーブヤング」は、韓国最大規模の体験型ビューティー&ヘルスフェスティバル「2025オリーブヤングフェスタ」を、ソウル市龍山区のノドゥルソムで25日まで開催する。今年のフェスタは「オリーブヤングアワード」受賞ブランドを中心としていた従来の構成から、新進気鋭のライジングブランドまでラインナップを拡大し、有望ブランドの参加機会を大幅に増やした。
「2025オリーブヤングフェスタ」は、屋内中心だった従来の形式を脱し、漢江のノドゥルソムにある約3500坪の屋外スペースで過去最大の規模で開催される。来場者数は前回のイベントの約2倍となる3万人に達すると予想されている。
イベントを企画したオリーブヤング・ブランドクリエイティブセンター長のイ・ウンジョン氏は「2019年から蓄積してきたフェスタのノウハウに、差別化された空間とコンテンツ、オリーブヤングならではのブランド体験を加えることで、Kビューティーの文化的体験を広め、ブランドと顧客が共に楽しめるイベントとしてフェスタを準備した」と語った。
◇「宝島」コンセプトで3500坪の屋外空間を構成
来場者がKビューティーブランドの競争力をまるで宝探しのように楽しく体験できるよう、「宝島」をコンセプトに空間を構成している。ノドゥルソムというユニークな自然空間の中で、単なるブランド展示にとどまらず、さまざまな没入型コンテンツを配置することで、顧客体験をさらに強化したのが特徴だ。ヘルス&ビューティーブランドのブースに加えて、今年のトレンドを提示するキュレーションブース、ブランドファンのためのワンデイクラス、インディーミュージシャンによる屋外バスキングまで、五感を満たす多彩な体験が用意されている。
来場者が体験できるブランドの数も過去最大規模だ。スキンケア、メイクアップ、パーソナルケア、ヘルシーライフ、ラグジュアリー編集(Luxe Edit)の5つのゾーンに、合計84のブース、108のブランドが参加し、来場者と直接交流する。昨年のオリーブヤングの成長を牽引した「2024オリーブヤングアワード」選出ブランドから、新たなトレンドをけん引する新進インディーブランドまで、美容と健康を超えてウェルネスまで網羅する多様なカテゴリーのブランドを紹介し、圧倒的なスケールと新鮮な楽しさを提供する。
そのほか、加齢を自然に受け入れる「スローエイジング」、高機能スキンケアである「アクティブスキンケア」、頭皮や脱毛ケアに特化した「ルートビューティー」、コラーゲンなどの“食べるコスメ”を指す「インナービューティー」など、近年注目されるビューティーキーワードに合わせたトレンドキュレーションブースも多彩に展開されている。
◇「祭り」を越えて「プラットフォーム」へ…Kビューティーの生態系を網羅する交流と成長の舞台
「2025オリーブヤングフェスタ」は、単なる祭典を越え、Kビューティー産業の生態系を有機的に結びつけ、牽引する産業プラットフォームとして進化している。今年も中小ブランドをはじめ、消費者、製造業者、海外の有力バイヤーなど、Kビューティー産業の主要な利害関係者を招き、国内外市場をつなぐ交流の場としての役割を一層強化している。
まず、入店ブランド企業に対し、グローバル進出に関するノウハウを共有する協力企業との共成長プログラム「フューチャーコネクト(Future Connect)」を設けた。約200人のブランド関係者を対象に、「輸出通関および現地規制対応ソリューション」や「グローバルKビューティートレンド分析」など、実際のビジネス成果につながる多様な講演を開催する。
さらに、日本や米国、香港、東南アジアなど世界の主要流通プラットフォーム関係者約400人を招待し、オリーブヤングに入店している中小ブランドの競争力を直接体験し、Kビューティー産業全体に関するインサイトを共有できる機会も設けた。
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