
ソウル大公園で飼育されているトルクメニスタン国犬「アラバイ」の「ハッピー」と「ジョイ」。2匹はユン・ソンニョル(尹錫悦)氏が大統領時代にトルクメニスタンを国賓訪問した際に贈られ、その後、ソウル大公園に移送された。その飼育費は年間約670万ウォン(約66万5980円)に上り、ソウル市の予算から支出されている。
ソウル大公園の資料によれば、ハッピーとジョイの年間管理費は668万9800ウォン(約66万4823円)と算定されている。内訳は、人件費が400万1800ウォン(約39万766円)、飼料費が136万8000ウォン(約13万5987円)、診療費が132万ウォン(約13万1208円)となっている。
ハッピーとジョイは昨年6月に韓国に持ち込まれ、約5カ月間、ユン氏の公邸で飼育されていた。同年11月からは大統領室記録館と委託契約を結んだソウル大公園が管理を担当している。
大統領記録物法施行令によれば、大統領が受け取った動植物の贈り物は、適切に管理できる機関に移管することができる。しかし、移管後の飼育費用に関する具体的な規定が整備されていないため、法制度上の不備が指摘されている。これにより、ハッピーとジョイの管理は国家予算ではなく、ソウル市の予算で賄われている。
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