韓国のユン・ソンニョル（尹錫悦）次期大統領は15日、慶尚北道（キョンサンブクト）蔚珍（ウルジン）の山火事被害の現場を訪れた際、付近で建設予定になっていた新ハヌル原発3、4号機について「できるだけ早く再開できるようにする」と明らかにした。「脱原発白紙化」に拍車がかかる見通しだ。
ユン氏は「この地域の経済を立て直すため、できるだけ早く新ハヌル3・4号機の建設を再開し、多くの人が働けるようにする」と述べた。
ユン氏は今回の火災で家を失い、生計が苦しくなった地域住民を慰労した。そのなかで候補時代、地域経済発展のために公約として掲げた新ソウル3、4号機建設の早期再開を繰り返し強調した。
慶尚北道蔚珍で建設することにした新ハヌル3・4号機の工事は、ムン・ジェイン（文在寅）政権の脱原発政策により、2018年6月に事業が全面保留となり、中断された。
ユン氏は候補時代に、新ハヌル3、4号機の建設現場を訪れて「未来エネルギーを活かす公約」を発表し、脱原発政策を全面的に見直し、新ハヌル3、4号機の建設を直ちに再開すると明らかにしてきた。
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