韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領の拘束令状が発付された19日未明、大統領の支持者らがソウル西部地裁に乱入し、7階の判事室にまで侵入したことが確認された。判事への直接的な危害を意図した可能性も指摘されている。
支持者らは地裁裏門の壁を乗り越え、建物内部へ侵入し、判事室のある7階まで上った。地裁7階では血痕も発見された。
支持者らは「内戦だ」「判事は出てこい」と叫びながら、建物外壁を破壊した。さらに、石を投げて窓ガラスを割り、消火器を噴射して地裁内部を混乱に陥れた。
内部を確認したチョン・テヨプ裁判所行政処長は、記者団に「思った以上に被害が甚大だった。1階の受付エリアだけでなく、複数の階に支持者が侵入した痕跡が確認された」と述べ、内部の状況が予想以上に深刻だったことを明らかにした。
令状を発付したチャ・ウンギョン部長判事は、拘束前被疑者尋問(令状実質審査)を担当した後、身辺保護を警察に要請しており、20日以降、警察の保護下に置かれている。
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