2024 年 12月 23日 (月)
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尹「強い力」/文「対話」…前・現職大統領の異なる6・25メッセージ

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韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領が就任後初めて朝鮮戦争開戦の日(6月25日)を迎え、平和のための「強力な力」を強調するメッセージを発信した。前任のムンジェイン(文在寅)氏が「対話」を強調したのとは対照的で、両氏の異なる対北朝鮮観を示している。

ユン大統領は自身のFacebookに「平和は屈服して得られるものではなく、強力な力で守るものだ」と主張し、「政府は自由と平和を守るため、あらゆる努力を尽くす。堅固な安全保障態勢を整える」と表明した。

ムン氏は大統領就任後初めて迎えた6月25日(2017年)には自身のFacebookで「分断の傷と離散家族の痛みは今日も続いている。それでも私たちは前に進まなければならない。私たちと未来世代のために再び勇気と決断が必要な時」と書いていた。

(写真=ユン大統領とムン前大統領のFacebookキャプチャー)©MONEYTODAY

大統領が就任後初めて発する「6・25メッセージ」は、北朝鮮との関係をどう設定するか、その方向性を判断する指標となる。

ユン大統領の「平和は屈服して得られるものではない」というメッセージは、ムン氏の対北朝鮮融和政策を皮肉ったものとみられる。「強力な力」は北朝鮮に対する強硬策への転換を予告したものだ。

ムン氏も安全保障を強調したが、ユン大統領のように前面には掲げなかった。当時、ムン氏はメッセージ後半部に「対話と平和」のための手段として安全保障に言及し、「強くて丈夫な安全保障と国防力がある時、対話と平和も可能だということもよく知っている」と書いた。

米韓同盟の強化については両者とも言及した。ユン大統領は「同盟と科学技術強軍を基盤に堅固な安保態勢を立てる」とし、ムン氏は「同盟強化と北朝鮮核問題解決のためにトランプ大統領(当時)と顔を突き合わせる」と明らかにした。

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