
韓国のオンラインコミュニティで、父親が就職した娘に自分で打った「社会生活の心得」を渡したというエピソードが紹介され、「真心のこもった最高の教育だ」と称賛の声が上がっている。
投稿した女性は、専攻を生かしてソウルで就職すると言った時、父から手渡された3枚の紙を公開した。文字でびっしり埋められた「心得」は「人生を生きる」「文書作成」「礼儀と対人関係」「その他」の4項で構成されている。
「人生を生きる」には「死ぬのは青春を捨てること。どんなに泥まみれでもこの世の方があの世よりましだ」などの人生訓が記され、「文書作成」は報告書や会議記録の書き方に関する実践的な助言が満載だった。
「礼儀と対人関係」は、上司に質問されて答えられなければ「確認して改めて報告いたします」と答えることや、明るく朗らかに振る舞うことを勧め、「その他」には「時事常識を広げよ」など一般的なアドバイスがつづられていた。
そして最後は「人生や文書作成で困ったときは、いつでも父を呼べ」と締めくくっている。
女性は「最初はネットから拾ってきたのかと思ったが、父が独学の一本指タイピングで書いたものだった。読み返して涙があふれた」と明かした。
SNS上では「父親の優しさが文章ににじみ出ている」「この父にしてこの娘あり」といった反応が相次いだ。
(c)news1

