2026 年 1月 12日 (月)
ホーム社会少量のハンドクリームはマナー違反?…韓国「香りにこだわるカフェ」が香りNGで客に退店要求

少量のハンドクリームはマナー違反?…韓国「香りにこだわるカフェ」が香りNGで客に退店要求

「事件班長」(c)NEWSIS

韓国・江原道(カンウォンド)楊陽(ヤンヤン)郡のカフェで、ハンドクリームを使用したことを理由に退店を求められたという一件がSNSなどで注目を集め、物議を醸している。

韓国JTBCの報道番組「事件班長」によると、40代の女性は夫と共に旅行中、評判のカフェラテを求めて楊陽のカフェを訪問。約3時間かけて到着し、コーヒーを注文して着席した後、乾燥した手に少量のハンドクリームを塗ったという。

その後、店内を見て回る中で「香水やハンドクリームの使用を控えてください」との注意書きがあることに気づき、その直後に店主から「ハンドクリームを使ったか?」と尋ねられたという。

女性が「注意書きに気づかなかった」と説明すると、店主は「コーヒーの香りを妨げる行為は容認できない」としてコーヒー代を返金し、事実上の退店を求めた。

女性は「香りや雰囲気を大切にするカフェの方針は理解できる」としつつも、「案内文も目立たず、極少量の使用だった。それでも退店を求められるのはあまりに極端だ」と話した。

この件について、韓国の心理学者や法曹関係者からもさまざまな意見が出ている。

韓国オープンサイバー大学のパク・サンヒ教授(相談心理学)は「店の哲学も重要だが、それ以上に顧客への配慮が優先されるべきだ」とし、「長距離を移動して訪れた顧客に、その程度の理由で退店を求めるのは常識的とは言い難い」と指摘した。

弁護士のパク・ジフン氏も「『使用を控えてください』というお願いと、『退店を求める』という措置はまったく別次元の話だ」とし、強制的に退店させる法的根拠は弱いとの見解を示した。

一方で、弁護士のソン・スホ氏は「店舗側の営業方針も尊重されるべきだ」としながら、「確かに過剰に映るが、返金対応をしている点を踏まえると、法的に問題とまでは言えないだろう」と語った。

この話題はオンラインコミュニティやSNSでも大きな関心を集め、「カフェのこだわりが強すぎる」「常識の範囲を逸脱している」といった批判の声がある一方で、「香りに敏感な人にとっては重要な問題」「個性的なカフェとしてアリかもしれない」といった擁護の声も見られる。

(c)NEWSIS

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