2024 年 12月 21日 (土)
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少子化の懸念でも中・低価格の幼児向け宣伝

(c)news1

韓国社会が過去最低レベルの出産率に見舞われるなか、幼・児童関連事業が堅調な業績を見せている。オンラインでの事業を強化するなど、戦略を転換した結果とみられる。

金融監督院の電子公示によると、「アガバン(Agabang)」「ディアベイビー(Dear Baby)」「エトワ(ETTOI)」など中・低価格の幼児向けファッションを展開する「アガバン&カンパニー」は連結基準で今年第3四半期の売上額は432億ウォン(約45億円)を記録した。前年同期比25.4%増加した。ただ、営業利益は11%減の33億ウォン(約3億4400万円)を記録した。

少子化による韓国国内の中・低価格の幼児冬服市場に対する憂慮の中でも無難な成果を達成した。昨年、統計庁が発表した人口動向調査によると、出生児数は25万500人で、昨年より4.3%減少した。合計出生率も0.81人で、同期間0.03人減少した。

アガバン&カンパニーの堅調な実績は、中国事業中断と内需市場攻略、電子商取引中心のオンライン事業転換などが一役買ったという分析だ。同社は2017年から4年連続で営業赤字を続けてきたが、昨年は「黒字転換」し、ムード転換に成功した。

同期間、「ゼロトゥセブン(Zero to Seven)」は連結基準売上高247億ウォン(約26億円)を達成した。これは前年同期比約19%増加した数値だ。営業利益は23%増の33億ウォン(約3億4400万円)だった。

ゼロトゥセブンは子供服ファッション事業を果敢に終了し、幼児用スキンケアブランドである「宮中秘策(GOONGBE)」に事業ポートフォリオを再編し、実績が好調を続けている。さらに、包装事業も業績上昇に力を入れている。

高価幼児向けの市場はさらに急速に成長している。「ゴールドキッズ・テンポケット」(1人の子供に両親・祖父母・親戚が財布を開ける現象)などで子供のための服・用品にお金を惜しまない親が増えているためだ。

業界関係者は「最近プレミアム商品の需要で市場が大きくなっており、少子化でも乳・児童産業規模自体は大きく減っていない。中・低価格・プレミアム市場ともに堅調な成績を見せている」と分析する。

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