2024 年 5月 16日 (木)
ホーム社会定期券なし、運行間隔17分と長い…GTX待っていた韓国通勤族、虚脱感

定期券なし、運行間隔17分と長い…GTX待っていた韓国通勤族、虚脱感

東灘駅で試運転をするGTX-A初度車両(c)news1

ソウル首都圏広域急行鉄道(GTX)-A路線の東灘(トンタン)―水西(スソ)区間が3月末に開通する。だがこの列車に乗って通勤することを考えている会社員のための定期券は結局、導入されないことが確認された。

また、通勤時の運転間隔は5分ではなく、最大17分間隔であることがわかった。

GTX-A東灘―水西の場合、国民利用負担軽減のためにKパスを利用した払い戻し、統合乗り換え割引、週末割引などの案が推進される。統合乗り換え割引はGTXを含めバス・地下鉄などを利用した顧客にこれらの乗り物の中で最も高い基本料金だけを賦課した後、追加距離料金を合算する方式だ。

GTX-A路線は民間資本区間(坡州-サムスン、46.0km)と政府財政投入区間(サムスン―東灘、39.5km)に分かれる。このうちGTX-A水西―東灘区間が先に開通する。距離は28.3kmで、水西、城南(ソンナム)、龍仁(ヨンイン)、東灘など4駅だ。GTXは地下40m以上の地下深く建設され、最高速度は時速180kmだ。

GTX-A水西―東灘区間の料金は今月末に概要が明らかになるものと思われる。

まずはこの区間の料金が4450ウォン(最小運賃3450ウォン・追加距離料金1000ウォン)に設定されたと伝えられたが、国土交通省は事業施行者が関連資料をまだ提出しておらず料金が決定されていないと明らかにした。

同省関係者は「この路線の事業施行者であるSGレールが開通日の60日前までに料金案を提出しなければならないが、まだ出しておらず、3月末開通であることから1月末までには提出しなければならない。料金案が提出されれば内部で検討したうえで発表する」と話した。

GTX統合乗り換え割引は昨年10月に関連自治体(ソウル市・仁川・京畿)、韓国鉄道公社(KORAIL)、SGレールなどと協議をした。K-パス適用対象にもなる予定だが、具体的な割引金額などはまだ関係機関などと協議をしている。

これまで求められてきた定期券の導入には一線を引いた。同省関係者は「今後、需要・利益などを考慮して定期券の導入を決定するが、直ちに通勤などのための定期券の導入計画はない」と強調した。

GTX利用時、水西駅から東灘駅までの移動時間は大幅に短縮される。出退勤時間の水西―東灘駅の移動にバスは90分、乗用車は70分がかかるが、GTXは19分で移動できる。運転間隔は不満が残る。当初、出退勤など混雑時間帯には5分間隔で、そうでない時間帯では10~12分間隔で各々運転する計画だった。

(c)news1

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