韓国で物価高が長期間続き「コスパ」グルメが浮上するなか、これと一緒にプレミアムグルメも人気を集めている。品質が良いながらも価格が相対的に安い商品を求める消費者が多くなったわけだ。
コンビニCUによると、1~9月に販売した弁当の価格帯別の売り上げ比重でみれば、5000ウォン以上のプレミアム弁当の売り上げが26.1%。前年同期比14.3%増だった。4000ウォン未満弁当と4000~5000ウォン未満弁当がそれぞれ4ポイント、10.3ポイントずつ減ったのとは対照的だ。
これは物価高によりコスパ商品を求める顧客が増えるなかで、単純に価格が安い商品より、品質の良いコスパ商品を求める消費者が多くなったためと考えられる。プレミアム商品への信頼度が高いだけに、物価高であってもコスパプレミアム商品として満足度を高めることができるわけだ。
コンビニ業界でも、こうしたトレンドを攻略するため、プレミアム軽食を相次いで発売している。
GS25が先月16日、プレミアムハンバーガーである「真!オリジナルビーフバーガー」を発売したのに続き、CUも「リアル00バーガー」シリーズを発売し、プレミアムハンバーガー市場攻略に乗り出した。特にCUは、3大豚肉に挙げられるデュロックを活用した弁当、のり巻き、サンドイッチなども発売する計画だ。
大型マートでもプレミアム商品が人気だ。ホームプラスによると、「ホームプラスシグネチャー」のオンライン売り上げが前年同期より32%増加した。ホームプラスシグネチャーは高級化と専門化に焦点を合わせたホームプラスの独自ブランド(PB)だ。PB商品であるため、他のプレミアム商品より価格は安く、品質は類似の商品がほとんどだ。
ロッテマートでは先月22日、エビトッピング1ポンドが入ったプレミアムピザ「ワンパウンドシュリンプピザ」を発売した。一般的なLサイズ(13インチ)ピザの2倍の大きさの18インチの大型ピザで、エビのトッピング量も3倍ほど多い。これにもかかわらず、1万9800ウォンという価格で購入でき、プレミアムコスパ商品として人気を集めている。
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