
韓国・光州(クァンジュ)を拠点にする子ども・青少年性暴力対策機関「光州ヘバラギセンター(児童)」は6月29日の開所20周年を迎え、これまでの支援実績を公開した。この20年間での相談・支援は計3523人、11万6037件に達した。
センターによると、全体の55.2%(1947人)が13歳未満の児童で、深刻な低年齢化の実態が浮かび上がっている 。
一方、未成年加害者(19歳未満)の割合は15年平均で39.9%、直近5年間でも38.9%だったが、13歳未満に限ると2005~2019年の13.9%から2020~2024年には17.8%へ上昇したことが明らかになった
同センターは背景として、低年齢層のメディア接触が増え、歪んだ性的コンテンツへの早期曝露と、それを模倣したり実行に移したりするという現実化傾向を示していると分析している 。
また、2018~2024年に起きた性暴力被害のうち25.4%は、チャットアプリ(61%)、SNS(21%)、ゲームアプリ(5%)などを経由したもので、この7年間で特にチャットアプリ経由の事例が増加傾向にあり、2020年の23.7%から2024年には32.4%に上昇していた
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