
韓国慶尚南道昌原市(キョンサンナムド・チャンウォンシ)のマンションが毎日午後の特定時間帯に宅配車や大型車両の地上出入りを禁止し、物議を醸している。
自動車コミュニティ「ボベドリーム」に8月掲載された投稿によると、このマンションは午後4~5時の1時間、地上部分への車両出入りを禁止することを決め、業者などに伝えた。
もともと住民は地下駐車場を利用し、地上は主に宅配の車や引っ越し・家具配送トラックなど業務用車両が出入りしていた。しかし最近、一部住民が「子どもの下校時間に車の通行を制限してほしい」と要望したことを受けて制限が導入されたという。
問題は、この時間帯には退出も禁止される点だ。配達員が配送を終えても午後5時までマンションを出られなくなる可能性がある。
そのため一部配達員は各棟の前に荷物を下ろし、車を正門の外に止め直してから徒歩で敷地に戻って配送しているという。
投稿者は「配達員は他の地域も回らなければならないのに、午後4~5時にここで足止めされると退勤時間が遅れると聞いた。どう思うか」と問いかけた。
ネット上では「このマンションは一番最後に配達すればいい」「宅配ドライバーにとって1時間は貴重だ。早く終えて家族と食事をしたいはず」と配達員に配慮すべきという声がある。
一方で「子どもの安全が第一だから仕方ない」「地下駐車場を使えるのだから問題ないのでは」など制限を支持する意見も見られた。
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