
韓国の秋夕(チュソク=旧盆)連休のたびに繰り返される“非常識な返品”が、今年も問題になっている。オンラインショッピングモール「クーパン」で子ども用韓服(ハンボク)を購入し、一度だけ着せて返品するケースが相次いでいるのだ。
クーパンの返品センターで働く作業員が10月15日、SNSに「返品センターはまるで子ども用韓服のレンタルショップのようだ。返品された韓服を100着以上畳んだ」と憤りをあらわにした。
実際、連休明けのクーパンアプリ「返品マーケット」には、子ども用韓服の中古が次々と出品されている。専門家らは「子どもに韓服をただで着せて写真を撮る、厚かましい“返品族”が今年も横行している」と指摘する。
この問題は昨年9月にも浮上。ネット上では「レンタルショップ感覚で使うな」「働く人の苦労を考えろ」といった批判が相次いでいる。
クーパンは無料返品制度を悪用するブラックコンシューマー対策として、返品検収を強化。悪質な返品を繰り返す利用者については、販売を拒否してもペナルティを科さない方針を導入している。
専門家は、最初から返品するつもりで購入した場合、詐欺罪に当たる可能性があると指摘している。
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