
韓国の子どもたちが極右ユーチューバーやフェイクニュースが横行するオンライン環境にさらされ、保護者の懸念が深まっている。
JTBCは5日、10代の学生たちが極右思想を冗談のように口にしたり、SNSで弾劾や戒厳令を遊び道具として消費する現状を報じた。
ある現職の高校教師は「(生徒たちが)『国会にもっと軍隊を投入すべきだった』『国会解散すらできないからこんな目に遭うんだ』といった発言をしている」と語り、子どもたちが無分別に極右コンテンツを視聴している実態を伝えた。
実際、TikTokでユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領の名前を検索すると、アイドルの曲に「弾劾」という歌詞を加えて替え歌を作る子ども▽「弾劾なんてあり得るか」とユン大統領を真似る子ども――のコンテンツが容易に見つかる。
ある学生は、人気アニメ「キャッチ!ティニピン」のキャラクターをもとに「ソンニョルピン」を作り、「ホイッスルを吹くと戒厳軍が現れる」という設定をSNSに投稿した。
中学2年生の娘を持つ保護者は「娘は長時間スマホを使っている。偶然、極右集会や極右放送を見る可能性もある。友達が話題にしているから興味本位で検索することもある」と不安を語った。
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