
病気の妻の身体に褥瘡が広がり、ウジがわく状態になるまで放置し、死亡させたとして、韓国軍検察はこのほど、陸軍の装甲部隊に所属する上等軍曹の男(30代)を殺人罪で起訴した。軍検察は「為すべき行為を怠った不作為による殺人が成立する」と判断した。
主位的な公訴事実として殺人罪を適用し、これが認められない場合に備え、予備的公訴事実として遺棄致死罪も併せて適用した。
軍検察は、配偶者として治療や保護措置を取る義務があるにもかかわらず、必要な行為を一切行わなかった点に注目し、「不作為による殺人罪が成立し得る」と判断した。裁判は第2地域軍事法院で開かれる予定だ。
起訴された男は2025年8月ごろから、精神的な不調で体の自由が利かなくなった妻を自宅で放置し、適切な治療や介護を受けさせなかった疑いが持たれている。妻の身体には全身に褥瘡が生じ、感染が進行していた。
男は11月17日になって初めて「妻の意識がもうろうとしている」と119番通報した。救急隊が京畿道坡州の自宅に駆け付けたところ、室内で排泄物にまみれ、全身の状態が著しく悪化した30代の女性会社員を発見した。下半身では感染と褥瘡による皮膚壊死が進み、ウジも確認されたという。
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