2025 年 9月 30日 (火)
ホーム社会妻から肝臓提供を受けた夫、義理を感じず、ないがしろに…韓国・失望の妻、娘と家出

妻から肝臓提供を受けた夫、義理を感じず、ないがしろに…韓国・失望の妻、娘と家出

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40年前に結婚した夫に肝臓を提供して命を救ったにもかかわらず、なおも「他人の味方」である夫の態度に失望した――韓国の60代女性のこんなエピソードがJTBC「事件班長」で紹介された。

女性は、結婚当初から夫の家族に軽視されてきたと振り返る。新居の保証金や生活準備は自身の実家が負担し、婚礼時にも夫の家族から侮辱を受けた。さらに結婚式当日、姑から「生活費を出せ」と迫られたという。

夫も常に「他人の味方」だった。妻が不倫を疑われた場面でも夫はかばわず、友人の不適切な行為にも「雰囲気を壊すな」と叱責するなど、自己中心的な態度を示した。

数年前、夫が重い肝疾患で移植を必要としたが、夫の家族は「自分の体も健康でない」と拒否。娘に頼むこともできず、結局、妻自身が肝臓を提供した。夫は一時的に深く感謝したものの、その後の態度は変わらなかった。

手術後、妻は回復の途中で義妹に夫の看病を依頼し、5日分として80万ウォンを支払った。ところが義妹は「金額が少ない」と不満を漏らし、ついには妻を病室から追い出した。その際、夫は見ているだけで一切介入せず、義妹が「もう看病しない」と言い残して去ると「気をつけて帰れ」と答えるだけだった。

妻は「命を救った私がないがしろにされている」と憤り、退院後も夫に栄養食を用意し続けたが、結局は耐えきれず家を出て娘と暮らし始めた。

夫は逆に「大したことでもないのに家を出るのか」と責め立てたという。

ヤン・ジヨル弁護士は番組で「妻は夫の命の恩人であり、肝臓を提供した時点で患者でもある。最低限の思いやりを欠いた夫の態度はあまりに酷い。法廷に持ち込めば、法的な是非以前に裁判官も『夫があまりに無情だ』と指摘するだろう」とコメントした。

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