20億ウォン(1ウォン=約0.11円)規模の詐欺をした韓国の指名手配容疑者が、忘れ物を探しに警察署を訪れ、逮捕された。
ソウル麻浦警察署によると、ある男性A氏が今月4日、交通情報センター前を訪れ、落ち着きなく周囲を見回しながら立っていたという。その様子をみていた警察が、中に入ってくるように案内した。A氏は前日になくしたカバンを探していることを告げ、椅子に座って待機していた。
その後、しばらく経って複数の警察官たちが集まり、A氏を囲んで手錠をかけた。実は、A氏は22億ウォン規模の投資詐欺の容疑をかけられている指名手配容疑者だった。
A氏のカバンはこの日未明、街を掃除していた環境美化員が発見し、警察署に届けられた。警察がカバンの中を調べたところ、他人名義のクレジットカード数枚とSIMカードのない携帯電話が入っていることを確認し、事件への関与が浮上したという。
A氏は無登録のまま「投資諮問業者」を自称して「投資すれば元金の400%の収益を出す」と偽り、数十人から22億ウォンをだまし取った疑いが持たれている。
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