夫の不倫と離婚に苦しんだ末、大逆転の人生を歩んだ韓国の60代女性のエピソードがJTBC「事件班長」で紹介された。
20年前、女性は事業で成功した夫と3人の娘と穏やかな生活を送っていた。しかし、夫が工場の21歳の女性従業員と不倫したことで幸せは崩れ去った。
夫は「妊娠した愛人と一緒に暮らしたい」と主張し、土地6600平方メートルの建物を財産分与する条件で離婚を迫った。女性は不倫相手やその家族に抗議するも無駄で、緑地帯に指定された価値の低い土地を受け取る形で離婚に応じた。
ところが、後にこの土地が再開発され、女性は莫大な利益を得た。資産は膨らみ、現在は月1000万ウォン(約110万円)を超える収入を得る資産家となった。3人の娘も立派に育て上げた。
一方で、元夫は事業に失敗し愛人にも捨てられた。元夫がその後、財産分与を求めて裁判を起こしたが、専門家は「法的根拠はなく却下される見通し」と指摘した。
ただ、娘たちの間で父親をどう扱うべきか意見が分かれ、末娘は「取りあえず住む場所ぐらいは提供したらどうか」と提案。女性は迷っているという。
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