
急病で倒れた義母のもとへ駆け付けた韓国の女性が、高速道路を時速70キロの低速で運転したことを夫からとがめられたというエピソードをオンラインコミュニティに投稿した。
女性は40代前半で結婚8年目。ある晩、夫と食事をしていた際、義父から義母が倒れたと連絡を受けた。義母は心臓に持病があり、テレビを見ている最中に「胸が苦しい」と言って倒れ、救急車で病院に運ばれたという。
しかしその日、夫は酒を飲んでおり、代わりに女性が運転することになった。あいにく激しい雨が降っており、女性は70キロで走った。すると夫は「こんなにゆっくり走っていたら牙山(アサン)の病院にいつ着くんだ」といら立っていた。
女性は「雨で滑りやすいし視界も悪い。事故になる」と説明したが、夫は「アンチロックブレーキシステムだって付いているんだから100キロまで出しても大丈夫」と言い張った。
夫の気持ちは痛いほど分かった。だが、数年前に叔父がスピード違反の車に衝突され重い障害を負ったこともある。女性は安全第一と考え、スピードは出さなかった。
何とか到着したものの、それ以降夫の態度が一変。最低限の会話しか交わさなくなった。問いただすと、夫は「あの時、母が心配で心が引き裂かれそうだった。あれほど頼んだのに聞いてくれなかった。もし、あれが義母だったら俺は100キロで走っていた」とまくし立てた。
女性は「安全を最優先に考えたのに。夫の気持ちが理解できない」と訴えている。
この投稿に対してネット上では「その状況で妻が不安を感じなかったとでも?」「まず飲酒して運転できない自分を責めるべき」「妻が悪いのではなく、安全を守っただけ」といった声が多く寄せられた。
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