
結婚22年目の韓国の女性が、夫の暴力と不貞行為に耐えかね離婚を決意した。12月8日に放送されたYTNラジオ「チョ・インソプ弁護士の相談所」で取り上げられたエピソードだ。
女性は、夫が貿易会社を退職して起業した際、運転手や会計、スケジュール管理まで担い、子ども2人を育てながら支え続けた。
やがて夫は成功し、約50億ウォン(約5億3000万円)の資産を築いた。ところが“社長”と呼ばれるようになった夫は一転して「一緒に歩きたくない」「恥ずかしい」と言うなど妻を見下し始め、不倫に走った。
数年前からは暴力を振るうようになり、女性は警察に通報。シェルターに避難する事態も起きた。すると夫は自宅のドアロックを変更し、「自分で出て行ったのだから戻るな」と通告した。
離婚に際して女性は財産分与を求めているが、夫は「法人の負債がある」として拒否している。
これについてリュ・ヒョンジュ弁護士は「暴力や不貞の責任が夫にある場合、慰謝料請求は可能」とした上で、「家事や事業の手伝いで築かれた財産について、妻の寄与が認められる可能性が高い」と指摘した。
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