2025 年 9月 19日 (金)
ホーム社会夫の借金は億単位、返済せず海外逃亡…韓国・連絡した妻を「ストーカー」と告発

夫の借金は億単位、返済せず海外逃亡…韓国・連絡した妻を「ストーカー」と告発

(c)news1

事実婚関係にあった夫が巨額の借金を抱えたまま返済せず中国へ逃亡し、連絡を試みた妻を逆に「ストーカー」として警察に通報した事例が明らかになった。

JTBC番組「事件班長」で紹介された女性の証言によれば、彼女は10年前に最初の夫と死別し、1男1女を育てていた。紹介を通じて出会った4歳年下の男性と交際を始め、両家の承諾を得て6年前から同居生活を送っていた。男性は中国を拠点に事業をしていたが、再婚直後に新型コロナの影響で仕事が滞り、妻の美容室経営に依存するようになった。

女性は予約制に切り替えるなど努力を重ね、夫も一時はアルバイトをしつつ美容室を手伝ったが、やがて「自分は事業をする人間だ」と言い訳し、家業も放置。生活費や借金の負担はすべて妻にのしかかった。さらに口論のたびに家出し、数日から2週間以上戻らないこともあり、その間も妻のカードを使用していた。

女性が安否を心配して電話すると、夫は警察に「元交際相手からストーカー被害を受けている」と虚偽申告。妻は一時、被疑者扱いを受けたが、最終的に証拠不十分で不起訴処分となった。

女性は夫を相手取り事実婚解消を求め提訴。裁判所は事実婚関係を認めたが、財産分与の過程で数億ウォン規模の借金が発覚し、双方に負担を命じた。しかし夫は自身の負担分を支払わぬまま中国に逃亡し、連絡を絶っている。

番組のヤン・ジヨル弁護士は「事実婚でも共同生活で形成された債務は連帯責任とされる。妻は先に返済してから、後に夫に求償するしかない」と解説した。

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