
韓国で、高校教師の男性の妻と義母が、その男性と不倫相手の動画を勤務先の高校で再生するという事件の公判が8日、光州(クァンジュ)地裁であり、検察は性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反(カメラなど利用撮影物頒布等)の罪で、義母に罰金100万ウォン(約106万円)を、妻に罰金50万ウォン(約53万円)をそれぞれ求刑した。
起訴状によると、義母は2023年5月15日、全羅南道(チョルラナムド)の高校の校長室に乗り込み、ともに同校に勤務する娘婿と不倫相手の動画を2回再生したとされる。動画は、妻が同年5月7日に夫のスマートフォンから見つけたもので、それを母親に転送したことで起訴された。
検察の調べによると、義母は娘婿の不倫を告発する陳情書を提出する目的で学校を訪問。その過程で問題の動画を再生したとされる。
公判で、義母は「当時は精神的に大きなショックを受け、冷静な対応ができなかった。動画は証拠としてだけ使用するつもりで最後まで見たことはない」と述べた。
また、妻も「結婚して間もない頃、夫が実験室で不適切な動画を撮影していたことを知り、強いショックを受けた。できるだけ冷静に対応しようとしたが、このような結果になってしまい申し訳ない」と供述し、寛大な処分を求めた。
判決公判は8月21日に開かれる。
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