
夫が性行為を隠し撮りしたことで大きな精神的ショックを受けたという韓国の女性のエピソードが7日、離婚専門のヤン・ナレ弁護士のYouTubeチャンネルで紹介された。
結婚から1年もたたない女性は性格や価値観が合うことから結婚したが、新婚生活が始まってから夫が「夫婦関係の記録」と称して「夜の営み」の撮影を繰り返し求め始めた。「顔は映さない」「録音ならどうか」「シルエットだけでも」と段階的に要求し、断ると「たった1回だけ」と子どものように駄々をこねたという。
女性は「写真や動画は絶対にダメ。これ以上しつこく言うなら性行為はしないし、場合によっては離婚も考える」とはっきり伝え、いったん夫の要求は止まった。
ところが、旅行先のホテルで衝撃の事実が発覚した。夫が風呂に入っている間にスマートフォンからの通知音に違和感を覚えて端末を確認したところ、直前の性行為を撮影した動画が保存されていたのだ。
さらに「隠しフォルダ」を調べると、過去の旅行時などに無防備に寝ている裸の写真、性行為中の様子、体の部位を観察するような詳細な映像が多数見つかった。女性は「まるで私の体を検体のように記録していた。見た瞬間、震えが止まらなかった」と語った。
「もし流出したら」とおびえた女性はそのスマホを持ち出して実家へ逃げ帰った。女性は「刑事告発と離婚の両方を考えている。動画がネット上などに流出していないか確かめる方法を知りたい」と弁護士に相談した。
ヤン弁護士は「これは明確な刑事事件であり、重大な離婚事由だ。性暴力犯罪処罰法におけるカメラ等利用撮影罪に当たり、外部に流出していなくても処罰対象になる」と断言。「夫のスマホを警察に提出すれば、フォレンジックで転送・保存された履歴があるか確認できる。すぐに警察に届け出るべきだ」と助言した。
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