
浮気をした夫と相手の女に恥をかかせたい――こう考えた韓国女性の話がYTNラジオ「チョ・インソプ弁護士の相談所」で伝えられ、話題になっている。
番組によると、この女性は妊娠5カ月のある日、夫の浮気を知った。
偶然、夫の携帯電話からモーテルの予約メールを発見し、その後、ナビゲーションアプリでもモーテルへの走行記録を確認した。また、夫と相手の女性がやり取りした携帯メールもあった。「会いたい」「会おう」などの内容だった。
だが、夫は浮気を否認した。女性が相手を探し出して詰め寄ると、その相手も「(その日は)同僚として、誕生パーティーを開いてあげようとしたが、新型コロナウイルスのため場所がなく、仕方なくそのモーテルで開いただけ」と弁解した。
その証拠として、女性はモーテルで誕生パーティーを開いた写真まで差し出した。
その後、相手は会社を辞めても夫とは会い続けた。相手はカフェを開き、夫と仲良く撮った写真をSNSにまでアップした。女性は、相手が運営するカフェに「あなたの彼氏の本妻から」と書いた花輪を送った。
番組で女性は「夫と相手の行動をSNSにアップし、恥をかかせたい」と語った。
これに対し、出演した弁護士は「まず性的関係が立証されなくても、夫の不貞行為が認められる」との見方を示した。下級審の判例の中には、モーテルのロビーまで行って帰ってきたとしても、一緒にモーテルに入るほどの親密な間柄なら不貞行為が認められる、とした判例もあるためだ。
だが、弁護士は「夫や相手の女性の周辺に不貞行為の事実を知らせるような行動は絶対に取らないように」と女性に助言した。名誉毀損で告訴され、刑事処罰を受ける恐れがあるためだ。
また、女性が妊娠中に夫が浮気した場合、損害賠償訴訟で賠償金の増額の理由になり得るとも伝えた。
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