
韓国全羅北道の大学に通う20代の女子学生が、交際相手の男性から過度な性的要求やストーキング、強制わいせつなどの被害を受けていた。女性は昨年5月から同学科の男性と交際していたが、男性の性的執着に耐えきれず別れを決断。しかし、別れた後も男性は自宅への訪問や深夜の電話などの付きまといを続け、さらに学科の会合後に女性を無理やり抱きしめ、携帯電話を奪うなどの行為に及んだ。
女性はこの出来事でPTSDを発症し、月1回の薬物治療を受けている。被害が半年続いた末、女性は男性に反省の態度が見られないことから警察に告訴。事件は検察に送致され、男性は3月13日に強制わいせつの罪で罰金300万ウォンの略式起訴処分を受けた。
同時に女性は大学の人権センターにも救済を求め、男性に対する立ち入り禁止や授業中の席指定などの分離措置が勧告された。しかし、男性はこれらを無視し、被害学生の近くに座り続けるなど精神的圧力を加えた。
女性が学科の教授に相談すると、「男はみんなそうだ」「成熟した女性なら理解するべきだ」などの発言があり、告訴取り下げを求められるなどの二次加害も確認された。大学側は現在も人権センターの調査中とし、正式な裁判結果を待って対応を判断するとしている。
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