韓国の大企業150社について、今年下半期の輸出増加率が前年比0.5%水準に止まる見通しになっている。全国経済人連合会(全経連)が1日発表した「2022年下半期輸出展望調査」で明らかになった。
全経連は市場調査専門機関「モノリサーチ」に依頼して輸出主力業種を対象にアンケート調査を実施。回答企業の44%が、下半期の輸出が昨年同期より減少すると予想した。また、40%が生産原価の上昇で下半期の輸出採算性が悪化すると答えた。
業種別では▽電気・電子(-3.8%)▽鉄鋼(-2.9%)▽石油化学・石油製品(-1.1%)――などが下半期の輸出が前年より減少すると予想した。バイオヘルス(0.8%)▽自動車・自動車部品(3.4%)▽一般機械・船舶(3.9%)――などの業種は増加すると予想している。
最近の為替の状況と関連し、韓国企業はウォン安で採算の悪化を経験していることがわかった。
回答企業が輸出で採算を確保できる適正レートとして挙げた数字を平均すると、1ドル=1206.1ウォンとなる。
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