韓国で、ある20代の大学生が、ダイエットのために夜間ランニングをしていたところ、突然意識を失い救急搬送された。風邪を引いている状態で運動を続け、熱中症になり、体温は39~40度に達していたという。
猛暑の影響で熱中症による患者、死亡者が急増しており、8月だけで1087人の患者が発生し、14人が死亡した。特に若年層は、過度な運動や室内外での作業中に熱中症が発生することが多く、自分の健康に自信を持ちすぎることが逆にリスクとなっているようだ。
今年は熱帯夜の影響で、夕方から朝にかけての発症が増えており、朝の6時から10時にかけての発症が多い。専門家は「直射日光がなくても熱中症を発症するリスクがある」と指摘、「心臓や血管が弱い高齢者だけでなく、若年層や肥満の人、一人暮らしの人も冷房を利用して熱中症予防に努めるべきだ」と警告している。
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