2025 年 7月 16日 (水)
ホーム社会夜勤バイト、サンドイッチを食べて突然失踪…韓国コンビニ「8時間無人」

夜勤バイト、サンドイッチを食べて突然失踪…韓国コンビニ「8時間無人」

JTBC「事件班長」(c)news1

韓国のコンビニで夜勤のアルバイトをしていた20代の男性が勤務時間中に突然姿を消し、そのまま辞めたという話題が8日放送のJTBCのニュース番組「事件班長」で取り上げられた。

番組によると、男性店主は今年2月末にコンビニの経営を始め、夜勤スタッフとして経験のあるアルバイトを採用した。条件は週5日、午後11時から翌朝9時までの勤務だった。

アルバイトは「雇ってくれて感謝している。精いっぱいやります」と話し、当初は店主との関係も良好だった。しかし5月5日未明、突然店を出たまま戻らなかった。朝の交代時間に出勤した店主は、レジ前でぼうぜんとしている客を見て困惑したという。

防犯カメラを確認すると、アルバイトは午前1時ごろに私物をまとめて去っていた。直前まで廃棄予定のサンドイッチや飲料、キムパプ、イチゴ牛乳を食べる姿が映っていた。それから翌朝9時までの8時間、店舗は無人。万引き被害こそなかったが、夜間帯の平均売り上げ約40万ウォン(約4万4000円)がゼロになった。

翌日、アルバイトから「突然辞めて申し訳ない。体調が悪くてこれ以上働けなかった」と連絡があった。その際、アルバイトは「厚かましいが、3週間前から受け取れていない10万ウォン(約1万1000円)ずつ計30万ウォン(約3万3000円)を振り込んでほしい」と要求した。

実は、アルバイトはかつて「赤ちゃんが生まれるそうですね。粉ミルク代に使ってください。給料から10万ウォンずつ引いてください」と自ら申し出ていた。店主は固辞したが、彼は10万ウォンを引いた金額しか受け取っていなかったのだ。

1カ月後、店主に雇用労働省から連絡があり、アルバイトが未払い賃金として30万ウォンの申告をしたことが分かった。店主は事情を説明したが、「支払い義務がある」と言われ、最終的に合意した15万ウォン(約1万6500円)を支払った。

(c)news1

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