2025 年 8月 17日 (日)
ホームライフスタイルトラベル夏の都心で“味”と“癒し”を…東大門から北村まで、ソウルの保養旅行スポット

夏の都心で“味”と“癒し”を…東大門から北村まで、ソウルの保養旅行スポット

「薬令市」入り口=ソウル観光財団提供(c)news1

ソウル中心部にも真夏の体力回復と心身の癒しを同時に味わえる保養スポットが点在している。東大門の「タッカンマリ(鶏一羽)横丁」、炭火焼き魚の「東大門生魚焼き横丁」、古本屋街、北村の薬膳茶カフェ「ティーテラピー」、100年近い歴史を持つソウル式ドジョウ汁の老舗「ヨングムオク」、そして韓医学の歴史と体験ができる「ソウル韓方振興センター」などが代表的だ。

「タッカンマリ」料理=ソウル観光財団提供(c)news1

東大門はアジア最大級の衣料街として知られるが、その一角に40年以上続く「タッカンマリ横丁」がある。丸ごとの鶏を高麗人参やナツメ、楡の木などと煮込み、肉を味わった後は麺を入れて仕上げる。今では外国人観光客にも人気で、店ごとにソースや具材が異なる独自の味を楽しめる。

東大門平和市場近くの古本屋街=ソウル観光財団提供(c)news1

近くの「東大門生魚焼き横丁」は1970年代後半に形成され、コチ・サバ・タチウオなどを練炭火で香ばしく焼く専門店が14軒並ぶ。平和市場周辺には古本屋街もあり、戦前からの書籍や専門書を扱う店が軒を連ね、2013年には「ソウル未来遺産」に指定された。

北村のティーテラピー外観=ソウル観光財団提供(c)news1

北村の「ティーテラピー」は韓薬材をブレンドした薬膳茶を提供し、体質別に元気茶・健胃茶・美肌茶などを処方してくれる。足湯も体験でき、桂皮やハッカの香りとともにリラックスできる空間だ。

ソウル式ドジョウ汁「ヨングムオク」=ソウル観光財団提供(c)news1

中区多洞の「ヨングムオク」は1932年創業で、丸ごとのドジョウを煮込むソウル式チュオタン(ドジョウ汁)の老舗。柔らかな身と滋味深い味で地元の会社員や観光客に親しまれてきた。

ソウル韓方振興センター外観=ソウル観光財団提供(c)news1

東大門薬令市に位置する「ソウル韓方振興センター」では、韓医学博物館や薬膳料理体験館、約300種の薬材展示などを備える。外観は現代建築と韓屋を融合させ、庭では薬草足湯が楽しめる。夏休みには子ども向けの薬草探検プログラムも実施し、外国人観光客にも人気を集めている。

これらのスポットは、猛暑で疲れた心身を食と癒しで整える“都心の保養旅”として注目されている。

(c)news1

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